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【学会発表】日本福祉心理学会 第22回大会

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 12月21-22日に東京家政大学で開催された日本福祉心理学会第22回大会で研究報告などを行いました。 研究室の院生二人が,それぞれ「精神障害のある方が就労を継続するために必要なものは何か―同僚との関係性に注目して—」,「夜間保育園で働く保育士がとらえる水商売で働く母親の子育て」というテーマで研究報告を行いました。 また,『子どもの権利を守るために —福祉心理学にできること―』というテーマの学会企画シンポジウムでは「ユースアドボカシーの取り組み ~社会的養護経験者が求めるメンタルヘルスケア~」というテーマで話題提供をしました。

【学会発表】日本人間性心理学会 第43回大会

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山口県で開催された日本人間性心理学会 第43回大会に参加してきました。 九州・山口は学生時代を過ごした場所でもあるので,指導教員や同窓生とも会うことができました。 研究発表は院生による発表が1本と,自分の発表が1本。 院生の発表は「『学校不適応』経験のある生徒の道内地方小規模高校における『学校不適応』の要因の検討」(佐々木あまねさん)でした。 自分の発表は「低所得や経済的疎外(LIEM)を背景に持つクライエントとの心理支援に臨む心理支援者の姿勢,心構え」というテーマでした。 自分たちの研究報告以外にも,同窓生の皆さんが学会賞など,いろいろな賞を受賞されたので講演があったり,指導教員の記念講演もありました。 特に指導教員である村山正治先生は90歳を超えられていますが,お話は相変わらずで,いくつもの核心を突いたお話をしてくださいました。 学会の後は福岡県児童養護施設協議会の調査研究委員会にお邪魔して,今年度,委員会の皆さんと一緒にさせていただいている調査の経過報告をしてきました。 夜の部には会長,副会長も来てくださり,久しぶりに福岡でおいしいものをいただきましたが,今の管理職のみなさんは私が施設心理職駆け出しの頃から存じ上げている方もいらっしゃって,とても懐かしく,こうして迎えてくださるのをありがたいなと思って過ごしました。 特に25年前は「心理職なんて…」という時代だったのに,今は心理学の研究者である私たちを温かく迎えてくださって,時代が流れたなぁと感じます。

【学会発表】日本心理学会第88回大会

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熊本で開催された日本心理学会第88回大会で研究報告を行いました。 今回は3つの研究報告を行いました。 1つ目は学部時代にゼミに所属していた北大の院生 白石さんの研究発表で,テーマは「大学生における親への同一視の様相と自己嫌悪感情及び時間的展望の関連について」でした。卒論の内容をまとめたもので,初めての学会発表でしたがたくさんの方に聞きに来ていただき,堂々と質問に答えていました。今後の研究への助言もいただくことができていたようです。 2つ目は子どもの虹情報研修センターの増沢先生が研究代表を務められている子ども家庭庁の科研費に関係する研究で,「虐待重大事例における発生傾向と特徴の探索的検討検証報告書のコーディングに基づく量的分析」というテーマでの発表です。静岡大学の満下先生,志學館大学の白井先生と一緒に発表しました。心理学会なので,虐待のテーマにどれくらい関心を持ってもらえるか... というところでしたが,結構多くの方に足を止めていただけたようでよかったです。 3つ目がようやく自分が主担当した研究で「人はなぜ過酷な環境を目指すのかー南極での探検活動がもたらす価値」というテーマのものです。この研究は静岡大学の村越先生の科研費の助成を受けた研究プロジェクトの一環として行われたもので,南極に越冬隊として行ったフィールドアシスタント(南極でのルート開拓などを行う方たち)を対象にした調査をまとめたものです。 南極はとても美しいところである(らしい)と同時に,死のリスクが高い場所でもあります。特に基地を離れて遠征に出る時にはそのリスクが高まります。そうした危険な経験をしたにも関わらず,多くの人たちがまた南極に行きたいと感じたり,南極滞在はとても素晴らしい経験だったと語ったりします。なぜ,南極での経験は人にそのように肯定的な体験になっているのかについてインタビュー調査で探求しました。この研究で新たに得られた知見としては,彼らは単に南極滞在中にその価値を見出しているのではなく,子どもの頃,あるいは大学生の頃など,ずっと以前に南極に行くことを意識し始めた頃からのさまざまな想いやその人の人生の使命などを抱え,それが南極滞在を通してその人の人生の中に新たな価値となっていたり,大きな転機となり,その後の人生に新たな価値を生み出していることがわかりました。人が危険を冒すということを理解するとき,...

【学会発表】LIEMを背景に持つクライエントへの心理支援に関するコンピテンシー

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 週末に開催された日本心理臨床学会で『LIEMを背景に持つクライエントへの心理支援に関するコンピテンシー」というテーマの研究報告を行いました。 この研究は以前,このブログでも紹介したLIEM(低所得と経済的排除)を背景に持つクライエントさんへの心理支援に関して,公認心理師や臨床心理士を対象とした調査を行い,その結果を報告するものでした。 貧困をテーマにした研究は心理関係の学会ではあまり見かけないものですが,在籍時間中は熱心にお話を聴いてくださる方が来てくださって,ありがたかったです。 結果の概要としては ・心理支援者の多くは程度の差はあってもLIEMを背景に持つクライエントへの心理支援を経験している。 ・にもかかわらず,LIEMの問題やそうした問題を背景に持つクライエントへの心理支援について十分に学んだ経験がある人は多くない。特に,大学・大学院などの養成課程で学んだ経験がある人はわずかであり,6人に1人が貧困ライン以下での生活を余儀なくされているという日本の現状にもかかわらず,LIEMへの心理支援は心理支援者養成において”一般的”な問題として位置づけられていない。(←このことは心理支援においてLIEMを背景に持つ人たちが排除されていることを象徴している) ・そうしたことから,調査に協力してくれた方たちの多くは学ぶ必要性を感じているが,LIEMを背景に持つクライエントへの心理支援に関するコンピテンシー(専門性,能力)に目を向けると,必要性を感じていながらも実行できないと評価する傾向が強く,その傾向は環境や制度への働きかけのように,よりマクロレベルのコンピテンシーで強くなる傾向にあった。 という感じです。 こうしたことから, ・まずは心理支援者の養成課程においてLIEMの問題に触れ,LIEMを背景に持つ人々が心理支援のニーズを持つ人たちであることを認識してもらうこと ・さらに彼らへの支援を提供するためには彼らのニーズを理解し,時には現実的な支援を含めた支援を行うこと,あるいはそうした支援を行える他の専門職との連携が不可欠であることを認識してもらうこと ・そして,こうした社会的な問題に対する心理支援を展開していくためには同じような問題意識を持つ心理支援者が組織し,クライエントに必要な制度やシステムについての提言を行う仕組みを作っていくこと が必要だと考察しました。...

【学会発表】「ヤングケアラー調査を踏まえた公立通信制高等学校の現状と課題」

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 早稲田大学で開催された日本子ども家庭福祉学会第25回全国大会で「ヤングケアラー調査を踏まえた公立通信制高等学校の現状と課題」という研究報告を行いました。 この研究は日本医療大学の今西良輔先生との共同研究で,今回は今西先生が発表してくださいました。北海道の道立通信制高校での調査を通して見えてきた生徒の実態を「ヤングケアラー」という視点から見てみた研究です。 こども家庭福祉学会は初めての参加でした。 特徴的だったのは高校生・大学生の研究報告という枠があり,大会2日目には朝から夕方までその企画が動いていたことが印象的でした。時間の都合上,見に行くことはできませんでしたが,研究報告があったり,参加者同士で交流したりしていたようです。 あとは学会の報告に社会的養護経験者が登壇し,声を届けてくれていたことも印象的でした。 自分がかかわる他の学会の在り方としても参考にしたいなと思いました。