【学会発表】日本子ども虐待防止学会 第30回学術集会かがわ大会

 先日,香川で開催された日本子ども虐待防止学会 第30回学術集会かがわ大会にて以下の研究報告を行いました。

・保護歴のある子どもの虐待死の未然防止に向けた方策に関する検討 - 検証報告書の分析を通して- 井出智博, 満下健太, 白井祐浩, 増沢高

・自治体間移動を伴う児童虐待重大事例の特徴 -検証報告書の量的分析を通して 満下健太, 井出智博, 白井祐浩, 増沢高

・新生児死亡事例の検証報告における課題と提言の検討 - テキストマイニングの分析を通して- 白井祐浩, 井出智博, 満下健太, 増沢高



これらの研究はこども家庭庁 こども家庭科学研究費補助金の助成を受けた「地方公共団体の児童虐待死事例の検証結果における再発防止策等の検討のための研究」というプロジェクトの一環として行われたものです。

死亡事例など重大な事案が発生した際,その自治体には検証を行うことが求められており,そうした検証は検証報告書として公開されています。しかし,それぞれの報告書で共通する課題や提言が示されていても,それらは関連付けられたり,広く教訓として制度政策に反映されてきませんでした。一連の研究では検証報告書をもとにした分析を行うことで,そこから得られる教訓を明らかにしていくことに取り組んでいます。

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